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ボス・ベイビー

ティモシー・テンプルトン(ティム)は自分が7歳の頃に経験した話を語り始めた。

 

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ある日、ティムは思いもかけない光景に遭遇した。スーツを着た赤ん坊が彼の住む家にやって来たのである。父親のテッドと母親のジャニスは彼をティムの弟だと言った。ティムは赤ん坊が自分よりも注目されていることに嫉妬心を覚えたが、弟の年齢不相応の振る舞いには呆然とするしかなかった。

驚きの連続を味わったティムだったが、真夜中にまるで大人のように話す赤ん坊を目撃する。赤ん坊は「自分はボスだ」と名乗った。ティムは自身の平穏を取り戻すため、彼の会話を録音することにした。録音の準備を整え彼の元へと行くと、彼と同じように会話が出来る赤ん坊が集まっており、ティムの家でミーティングを行っていた。その議題は赤ん坊以上に子犬が愛されていることにどう対処するかというものであった。ミーティング中、ティムが会話を録音していると気が付いたボスは、その録音テープの奪還に動く。「君のお気に入りのぬいぐるみを切り裂くぞ」と脅迫し奪い合いになるも、勢い余りぬいぐるみが破損。逆上したティムは彼を家から追放する寸前まで追い詰めるが、その寸前で親に見つかり、ボスの代わりに録音テープが追放されてしまう。ティムの目論見は崩れ去った上、真実を知らない親は彼に厳罰を与える。

しばらくして、ボスはティムに謝罪し、彼をベイビー・コープ社へと連れて行った。ベイビー・コープ社で働く人々は大人のような精神を持った赤ん坊たちで、赤ん坊がどこででも愛されるような社会を維持・実現すべく日々励んでいたが、パピー・コーポレーションにその地位を脅かされていた。パピー・コーポレーションは子犬の幸福のために活動している会社で、その運動により、赤ん坊の地位は下落し続けていた。ボスがテンプルトン家にやってきたのは赤ん坊よりも子犬が愛されるようになった理由を探るためであった。テッドとジャニスはパピー・コーポレーションの社員であった。ボスの上司であるビッグ・ボスは「情報を持ってこなければ君を解雇する。」と告げた。ボスが赤ん坊の容姿を保ちながらも大人のような思考を維持できるのはベイビー・コープ社だけが持つヒミツの成分を持つミルクを服用してるためであり、当然、もしも解雇されればミルクは服用できなくなる。ボスは普通の赤ん坊に戻ってしまい、ボスはそのままテンプルトン家の子供として過ごすことになる。ボスとティムはそうなることを防ぐために、協力して情報収集に当たることにした。

情報収集の結果、ボスとティムはパピー・コーポレーションの「子供参観日」に関する情報を見つける。それはパピー・コーポレーションに潜入する絶好のチャンスであった。ボスとティムは協力して子供参観日に参加、大人たちが目を離した隙に社内をかぎ回った2人は、パピー・コーポレーションの陰謀が書かれたファイルに辿り着く。しかし、その情報へ2人を誘導したのは、パピー・コーポレーションの創業者であるフランシスの罠であった。かつて、フランシスはベイビー・コープで輝かしい業績を上げていたが、とある時、少しずつ成長していることが判明してしまう。彼は乳糖不耐症のためにヒミツの成分が十分に効いていなかったのだった。その途端、社から追い出されてしまったという過去を持っていた彼は、その復讐の機会を虎視眈々と窺っていたのである。