CINEMAPARK

寝ても覚めても映画好き!映画をこよなく愛すシネマブログです!

ツナグ

直木賞作家・辻村深月による同名小説を映画化したヒューマンドラマ。

 

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大切な人を亡くした者と死者を一度だけ再会させる仲介人「ツナグ」という職業を通じて、他人の人生に深くかかわっていく青年の葛藤と成長を描く。一見するとごく普通の男子高校生・歩美は、祖母アイ子からツナグを引き継ぐ見習いとして、死者との再会を望むさまざまな人と出会っていく。しかし、死者との再会が救いになるのか、人生は変わるのか、次第に自身の行為に疑問を抱くようになる。映画「麒麟の翼」、NHK連続テレビ小説梅ちゃん先生」など話題作への出演が続く注目の俳優・松坂桃李が、初の単独主演。祖母アイ子役の樹木希林のほか、佐藤隆太桐谷美玲橋本愛八千草薫仲代達矢らが共演。監督は「ROOKIES 卒業」の平川雄一朗。

 

 

 

結婚まで1%

ニューヨーク、ブルックリン。アンナとウィルは長くつきあってきた仲良しカップル。

 

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初恋、初キス、初体験…すべての経験においてお互いが初めて。アンナの30歳の誕生日を目前に、なんとなく結婚を意識するふたり。しかし、そんなふたりをずっと見てきた親友たちが、酔った勢いでイジワルな質問をする。「お互いしか知らなくて、ほんとうにいいの?」ふたりはお互いの愛を確かめるためにも、たった一度だけウワキを許すことに―。

 

 

 

ボス・ベイビー

ティモシー・テンプルトン(ティム)は自分が7歳の頃に経験した話を語り始めた。

 

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ある日、ティムは思いもかけない光景に遭遇した。スーツを着た赤ん坊が彼の住む家にやって来たのである。父親のテッドと母親のジャニスは彼をティムの弟だと言った。ティムは赤ん坊が自分よりも注目されていることに嫉妬心を覚えたが、弟の年齢不相応の振る舞いには呆然とするしかなかった。

驚きの連続を味わったティムだったが、真夜中にまるで大人のように話す赤ん坊を目撃する。赤ん坊は「自分はボスだ」と名乗った。ティムは自身の平穏を取り戻すため、彼の会話を録音することにした。録音の準備を整え彼の元へと行くと、彼と同じように会話が出来る赤ん坊が集まっており、ティムの家でミーティングを行っていた。その議題は赤ん坊以上に子犬が愛されていることにどう対処するかというものであった。ミーティング中、ティムが会話を録音していると気が付いたボスは、その録音テープの奪還に動く。「君のお気に入りのぬいぐるみを切り裂くぞ」と脅迫し奪い合いになるも、勢い余りぬいぐるみが破損。逆上したティムは彼を家から追放する寸前まで追い詰めるが、その寸前で親に見つかり、ボスの代わりに録音テープが追放されてしまう。ティムの目論見は崩れ去った上、真実を知らない親は彼に厳罰を与える。

しばらくして、ボスはティムに謝罪し、彼をベイビー・コープ社へと連れて行った。ベイビー・コープ社で働く人々は大人のような精神を持った赤ん坊たちで、赤ん坊がどこででも愛されるような社会を維持・実現すべく日々励んでいたが、パピー・コーポレーションにその地位を脅かされていた。パピー・コーポレーションは子犬の幸福のために活動している会社で、その運動により、赤ん坊の地位は下落し続けていた。ボスがテンプルトン家にやってきたのは赤ん坊よりも子犬が愛されるようになった理由を探るためであった。テッドとジャニスはパピー・コーポレーションの社員であった。ボスの上司であるビッグ・ボスは「情報を持ってこなければ君を解雇する。」と告げた。ボスが赤ん坊の容姿を保ちながらも大人のような思考を維持できるのはベイビー・コープ社だけが持つヒミツの成分を持つミルクを服用してるためであり、当然、もしも解雇されればミルクは服用できなくなる。ボスは普通の赤ん坊に戻ってしまい、ボスはそのままテンプルトン家の子供として過ごすことになる。ボスとティムはそうなることを防ぐために、協力して情報収集に当たることにした。

情報収集の結果、ボスとティムはパピー・コーポレーションの「子供参観日」に関する情報を見つける。それはパピー・コーポレーションに潜入する絶好のチャンスであった。ボスとティムは協力して子供参観日に参加、大人たちが目を離した隙に社内をかぎ回った2人は、パピー・コーポレーションの陰謀が書かれたファイルに辿り着く。しかし、その情報へ2人を誘導したのは、パピー・コーポレーションの創業者であるフランシスの罠であった。かつて、フランシスはベイビー・コープで輝かしい業績を上げていたが、とある時、少しずつ成長していることが判明してしまう。彼は乳糖不耐症のためにヒミツの成分が十分に効いていなかったのだった。その途端、社から追い出されてしまったという過去を持っていた彼は、その復讐の機会を虎視眈々と窺っていたのである。

 

レディ・プレイヤー1

2045年。環境汚染や気候変動、政治の機能不全により世界は荒廃していた。その為スラム街で暮らさざるを得ない状況に陥った地球上の人類の多くは「オアシス」と言うVR世界に現実逃避し入り浸っていた。

 

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現在オアシス内では創始者であるジェームズ・ハリデー亡き後公表された彼の遺言により勝者にはオアシスの所有権と5000億ドル(日本円で約56兆円)相当のハリデーの遺産が授与されるアノラック・ゲームが開催されていた。ハリデーがオアシス内に隠したとされるアイテム“イースターエッグ”を探すプレイヤー“ガンター”達が日々3つの鍵を手にする為の関門となるゲームに挑んでいるが、始まって5年経っても誰も鍵を手に入れられなかった。

オハイオ州コロンバスのスラムに住む若者ウェイド・ワッツことガンター・パーシヴァルも勝者となるべく日々奮闘していたが、ゲームにはオアシスの独占を欲す世界第2位の大企業IOI(イノベイテブ・オンライン・インダストリーズ)社社長ノーラン・ソレントが送りこんだガンターチーム“シクサーズ”もいた。ウェイドは第一の試練を突破するが、現実世界でも彼に魔の手が及び、レジスタンスのアルテミスやオンライン仲間たちと共にソレントの陰謀に立ち向かっていく事となる。

 

東京喰種 トーキョーグール

週刊ヤングジャンプ」連載の石田スイによる人気コミックで、アニメ化もされた「東京喰種トーキョーグール」を実写映画化。

 

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人間社会に紛れ込んで人を喰らう怪人「喰種(グール)」たちがはびこる東京。事故で重傷を負った青年カネキは、一緒にいた喰種の少女リゼの臓器を移植されたことで半喰種になってしまう。人間でありながら人を食べることでしか生きられなくなったカネキは、人間と喰種の狭間で苦悩しながらも、喰種を駆逐しようとする人間たちとの戦いに巻き込まれていく。「MARS ただ、君を愛してる」の窪田正孝が主人公カネキを、NHK連続テレビ小説「まれ」の清水富美加がヒロインのトーカをそれぞれ演じる。これまで多くのCMやミュージックビデオを手がけてきた萩原健太郎監督がメガホンをとる。

 

 

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

宇宙誕生以前に存在した6つの特異点が、ビッグバンと共にまっさらな宇宙を駆け巡った。そのひとつひとつが「空間(スペース)」・「現実(リアリティ)」・「力(パワー)」・「魂(ソウル)」・「精神(マインド)」、そして「時間(タイム)」を司るエネルギーの結晶石である。それがインフィニティ・ストーン。6つのストーンを手に入れることができれば、全能の力を得られる。

 

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ラグナロクの発動によるアスガルド滅亡後、新天地を求めて地球に向かっていた宇宙船「ステイツマン」を何者かが襲撃した。それは宇宙で最も恐れられ、ニューヨーク決戦の黒幕でもあるタイタン人・サノスの軍艦「サンクチュアリII」だった。宇宙のバランスを保つためには、増えすぎた生命を半分にする必要があると信じるサノスは、インフィニティ・ストーンを集めるべく自ら行動を開始したのだ。この襲撃で、アスガルドの民たちの半分は虐殺された。サノスはソーを拷問し、彼らが持っているはずの物を要求した。兄の窮地を見かねたロキは、サノスが欲する「四次元キューブ」を見せる。サノスの隙を突いてハルクが攻撃を仕掛けるが、サノスは逆にハルクを打ちのめす。ハルクの敗北を受け、アスガルドの門番ヘイムダルは最期の力を振り絞り、アスガルドといくつもの世界を繋ぐ虹の橋・ビフレストの剣の力でハルクを地球へとワープさせた。サノスは腹心であるコーヴァス・グレイヴの槍を手に取り、ヘイムダルの行動を嘲笑いながら胸を貫き殺し、ついに四次元キューブを手にする。キューブの正体は、インフィニティ・ストーンのひとつスペース・ストーンであった。サノスは、すでにザンダー星を襲撃し入手していたパワー・ストーンも合わせ、左手のインフィニティ・ガントレットに2つのストーンを宿した。最期のあがきを見せたロキを殺し、サノスは無限の力で宇宙船「ステイツマン」を破壊すると、残るストーンを求めてどこかへ消えた。

地球・ニューヨーク。魔術師スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)とウォンの元に、ハルクことブルース・バナー博士が落ちてきた。サノスが地球にある2つのストーンを狙っていることを伝えられたストレンジは、かつてアベンジャーズのリーダーを務めていたトニー・スターク(アイアンマン)に接触し、ストーンの護衛を依頼する。だが、アベンジャーズの内乱から続く様々な苦難に直面していたトニーは、協力に消極的な態度を示す。そんな中、Qシップと呼ばれる宇宙船がニューヨーク上空に出現した。サノス配下のブラック・オーダーのエボニー・マウとカル・オブシディアンが、ストレンジの持つ「アガモットの目」に収められたタイム・ストーンを狙い襲来したのである。ヒーローたちとブラックオーダーとの戦闘に、超感覚スパイダー・センスによって危機を察知したピーター・パーカー(スパイダーマン)が加勢する。劣勢のマウはストーンごとストレンジを拉致すると退却し、トニーとピーターは宇宙船を追い、ウォンはサンクタムを守護に入り、バナー博士はかつての友への連絡を取る。

スコットランドエディンバラ。マインド・ストーンを額に宿す人工生命ヴィジョンと、その恋人ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)をコーヴァス・グレイヴとプロキシマ・ミッドナイトが襲撃した。深刻なダメージを受け窮地に陥ったヴィジョンとそれを守るワンダを救ったのは、スティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ)とサム・ウィルソン(ファルコン)、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)だった。スティーブはブラックオーダーを撃退すると、ヴィジョンたちを連れトニーの親友のジェームズ・"ローディ"・ローズ(ウォーマシン)のいるアベンジャーズ本部へと赴く。ローディも既にバナー博士と接触しており、この事態を把握していた。サノスの手からストーンを守り、かつヴィジョンを犠牲にしないためには、マインド・ストーン破壊するのではなく額から摘出するべきだという結論に至ると、彼らは国連の手が届かない超文明国家・ワカンダへ向かうことを決める。

一方、宇宙。傷つきながらもサノスの襲撃から生き延び宇宙を漂っていたソーは、ピーター・クイル(スター・ロード)率いる銀河のはみ出し者集団ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに救助されていた。蘇生したソーによって宇宙の危機が伝えられると、サノスに因縁のあるガモーラとドラックスにクイルとマンティスを加えた4名が、サノスが向かうであろうリアリティ・ストーンの所在地「ノーウェア」へと舵を取り、ロケットと意気投合したソーはグルートも加えて、ムジョルニアに代わる自身の新たな武器を求め、伝説の惑星ニダベリアへと向かうことに決定。こうしてガーディアンズは二手に分かれ、宇宙の危機に備えることになる。

ノーウェアに辿り着いたクイルたちは、ストーンの持ち主タニリーア・ティヴァン(コレクター)の屋敷へと足を踏み入れる。そこでは、サノスがティヴァンにリアリティ・ストーンを渡すよう迫っていた。ガモーラはすぐさまサノスを攻撃するが、すべては遅かった。サノスは既にリアリティ・ストーンを手にしており、その力で幻を見せていたのだ。サノスはガモーラを誘拐すると、ストーンの力でガーディアンズを翻弄し、軍艦「サンクチュアリII」へと帰還する。既に捕らえていたガモーラの義妹ネビュラを拷問し、サノスはガモーラがだけが知るソウル・ストーンの在り処を聞き出すことに成功すると、惑星ヴォーミアへ向かった。サノスを待ち受けていたのは、ワルキューレの戦いで四次元キューブに触れて宇宙の彼方へ飛ばされ、ストーンキーパーとなっていたヨハン・シュミット(レッドスカル)であった。犠牲を欲するソウル・ストーンには、愛するものを捧げる必要がある。サノスは苦渋の決断を迫られ、愛をもって育て上げたガモーラを谷底に突き落とし、ついにストーンを手中に収める。一方、ネビュラは上手く脱出に成功し、ガーディアンズにタイタンへと向かうよう指示を出した。

Qシップでは、ストレンジがエボニー・マウから拷問を受けていた。トニーとピーターはマウの隙をついて彼を宇宙空間へと放り出し、氷漬けとなって死亡し、ストレンジ救出に成功する。以後の方針について、6年前のニューヨーク決戦からサノスとの戦いに備えていたトニーは、行き先でサノスを待ち伏せし、奇襲を仕掛けることを提案する。ストレンジは、2人の命よりストーンを優先するという条件付きでこれに同意し、ついに船は目的地であるタイタンへと到着するものも着陸の衝撃でバラバラになった。タイタンで待ち受けていたのは、サノスではなくガーディアンズであった。戦闘の果てにお互いの敵が一致していることと、トニーたちがソーの言っていたアベンジャーズであることを知ると、彼らは団結し、打倒サノスの計画を練る。ストレンジはタイム・ストーンの力で時を超えて1400万605通りの未来を見て、自分たちがサノスに勝てた未来は、たった一つだけであることを語った。やがてタイタンにサノスが到着する。サノスはリアリティ・ストーンで在りし日のタイタンの幻を見せながら、かつて自身の故郷が置かれていた状況と、それを阻止できなかったがために、究極の方法で宇宙のバランスを取ることを決意したと語る。そしてストレンジの言葉を合図に、ついに戦いが始まる。それぞれがガントレットによるストーンの力の発動を食い止めながら戦う中、ネビュラが飛び入りで彼らに加勢し、ストレンジの魔術とマンティスの能力が、ついにサノスの動きを止めた。アイアンマンとスパイダーマンが必死にガントレットを奪おうとする中、アイアンマンの制止を振り切り、クイルはサノスに「ガモーラはどこだ」と問う。サノスは薄れゆく意識の中で、クイルに彼女の死を伝える。激昂したクイルの攻撃でサノスは意識を呼び戻し、圧倒的なパワーでヒーローたちを追い詰めていく。そして、サノスの渾身の一撃がアイアンマンを貫き、ついに絶体絶命のピンチに陥る。そんな時、ストレンジはストーンを渡す代わりにトニーの命を救うようサノスに交渉を持ち掛ける。結果、トニーは一命をとりとめるが、ストレンジが命よりも大切であると語っていたタイム・ストーンは、ついにサノスの手に渡ってしまう。サノスはクイルの猛攻をはね除け、最後のストーンを求めてタイタンを去った。

惑星ニダベリアへと辿り着いたソーたちを何者かが襲った。それは、ソーの古い友人であるドワーフのエイトリだった。エイトリは、サノスがドワーフたちにインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮させるガントレットの製作を自分たちに依頼したことを語る。そしてガントレットが完成すると、サノスはエイトリだけを残し、他のドワーフたちを虐殺したのだった。 ソーは悲嘆にくれるエイトリを励まし、自身の新たな武器を作る手助けを依頼する。死にゆく惑星ニダベリアの心臓とエイトリの技術、そしてグルートが自らの腕を柄として提供したことで、ムジョルニアと同じ能力に加え、虹の橋・ビフレストを呼び出す力をも得た、王の武器ストームブレイカーがここに完成した。

一方、地球・ワカンダ。国王ティ・チャラ(ブラックパンサー)とその妹シュリはヴィジョンを保護し、マインド・ストーンをヴィジョンから切り離した後で破壊する方法を実行に移す。そしてスティーブは、ワカンダからホワイトウルフの称号を与えられたかつての親友、バッキー・バーンズと再会する。しかし、そんな彼らの一時の休息と再会をよそに、事態は非常に素早く進行していた。ブラック・オーダーがマインド・ストーンを求めて、ワカンダへと襲来したのである。 ワカンダを守るエネルギー・バリアにアウトライダーズを突撃させ、無理やりこじ開けようとするプロキシマ。背後に回り込まれる前に、正面での決着を目指すスティーブたちは、バリアの一部を解除し、そこを重点的に叩くことを決める。ワカンダ防衛軍とアベンジャーズ対ブラック・オーダーの決戦がついに始まった。スティーブやバッキー、ティ・チャラが先攻し、白兵戦でアウトライダーズを相手取るも、圧倒的な物量と戦力差に追い込まれていく。戦場にビフレストの輝きが迸り、ストームブレイカーを携えたソーが、ロケット、グルートと共に舞い降りたのだ。 ソーたちの加勢によって、戦況は好転しつつあった。ハルク化が上手く行かないバナー博士は、ハルクバスター・マーク2を装備しカルをアーマーの腕を装着させて飛ばし、バリアの上で爆散させ、ワンダはナターシャとオコエの協力でプロキシマをブラック・オーダーのスラッシャーでバラバラにし、そして、スティーブの加勢を受けたヴィジョンが、コーヴァスの胸を彼の槍で貫いて倒した。

しかし、運命は無常にも訪れる。5つのインフィニティ・ストーンを手にしたサノスが、ワカンダに現れた。ヒーローたちが一斉に足止めに向かうが、次々と返り討ちに遭う。そんな時、ワンダはヴィジョンの最期の願いを聞き入れ、彼もろともマインド・ストーンを葬り去った。しかしサノスはヴィジョンとマインド・ストーンの時を巻き戻し、再生させる。蘇ったヴィジョンの頭部からマインド・ストーンを抉り出し、ガントレットへと埋め込むと、ついにサノスは6つ全てのインフィニティ・ストーンを手に入れた。ソーがサノスの胸に斧を突き立てるが、頭を狙わなかったことを嘲笑いながら、サノスは左手の指を鳴らした。

その瞬間、サノスの意識はオレンジ色の空間へと迷い混む。そこに立っていたのは、幼きガモーラの幻影だった。サノスはガモーラに「何を引き換えにしたの?」と問われ、「全てだ」と返した。

ソーが呆気にとられる中、目的を果たしたサノスはどこかへ去った。それから間もなく、バッキーがチリとなって消えた。ティ・チャラが、ワンダが、サムが、そしてグルートがロケットの目の前で消える。タイタンでは、マンティス、ドラックス、クイル、「他に道は無かった」というトニーへの謝罪の言葉と共にストレンジが、そしてピーターも、トニーに泣きながら助けを求め、消えた。タイタンの地で、生き残ったのはトニーとネビュラのみ。ワカンダでは、スティーブたちが機能停止になったヴィジョンと、消えてしまった仲間たちの跡を静かに見据える。ただ、それしかできなかった。

そして、どこかの惑星へとワープしたサノスは、使命を果たしたことに安堵の微笑みを浮かべながら、静かで長閑な景色を眺めていた。

ポスト・クレジット・シーン。ニューヨークでは、マリア・ヒルとニック・フューリーの目の前で街中の人々が次々と消えていく。程無くしてヒルも消え、緊急事態であることを悟ったフューリーはバックからポケベルを取り出して誰かに救援信号を送るが、フューリー自身もまた静かに消え去っていく。道端に残されたポケベルには、赤と青の星の紋章が表示され、物語の幕は閉じる。